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受験についてヨビノリたくみさんに聞いてみた

受験についてヨビノリたくみさんに聞いてみた

WILLナビ医学部開設(プレオープン)記念企画として、教育系YouTuberとして人気のでんがん氏とヨビノリたくみ氏をゲストに迎え、インタビュー&対談を実施しました。第2回目の今回は、ヨビノリたくみ氏へのインタビューをお送りします。当日の映像もアップしていますので、あわせてチェックしてください!

ヨビノリたくみ:
YouTube「予備校のノリで学ぶ『大学の数学・物理』」を運営する教育系YouTuber。東大院で修士(学術)取得後、2017年にチャンネルを開設し、大学数学・物理を板書で丁寧に解説。令和5年度文科省科学技術賞(理解増進部門)を受賞。

スマホとの付き合い方や
睡魔との戦い方を工夫し
受験を楽しんでほしい

本番の「イメージトレーング」が有効

──本番を直前に控えたこの時期に、受験生がすべきことは何でしょうか。

ヨビノリ 試験2週間前になったら新しい問題に手を出すのは危険です。理解が浅いまま解き進めても得点アップにはつながらず、むしろ混乱を招く可能性が高いからです。この時期はこれまで積み上げてきた知識を整理し、復習する機会にするのがいちばんいいと思います。3日前から前日までは、そうした学習を継続しながら、「本番で実力を発揮するための準備」も加えてください。
 試験は当日に何ができたかで合否が決まるため、緊張をコントロールし、普段通りのパフォーマンスを出せるように整えておく必要があります。有効なのは「イメージトレーニング」です。初めての場所というだけで緊張が高まるため、画像検索でもなんでもいいので試験場の雰囲気を把握しておくと、当日の心理的負担を少しでも減少させることができます。

──試験当日はどのようなことに気をつければいいでしょうか。

ヨビノリ 自分の受験当時はできませんでしたか、その後予備校講師などの経験を経てわかってきたことがあります。それは「当日やることを事前に決めておく」ことです。起床後に何をしようかと迷っているうちに時間は過ぎてしまいます。当日すべきことを前日までに決めておくことが安定した本番力につながります。

試験開始!」から数秒遅れてスタートせよ!

──入試問題の取捨選択におけるポイントは何でしょうか。

ヨビノリ 数学ではとくに取捨選択が重要です。小問が独立していないことが多く、解けない問題に時間をかけると致命的になりやすいからです。これは当日というより、過去問演習の段階から、「解放の流れが浮かぶかどうか」を判断基準にして、浮かばない問題は一度飛ばしてみるという練習を積んでおくといいと思います。

本番中にパニックになってしまった場合はどうすればいいでしょうか。

ヨビノリ 予備校時代の経験からも、本番は必ず緊張すると思ってください。そのうえで私が効果的と思える対処法は「試験開始の合図から数秒遅れてスタートする」方法です。周囲が一斉にページをめくる音に飲まれることが多いため、鉛筆を2回ポンポンと叩くなど自分なりのルーティンをはさむことで、場の空気に飲まれずに落ち着いて問題に向き合えるようになります。失うのは数秒ですが、得られる精神的安定は非常に大きいはずです。

──受験日程が立て込んできたとき、前回の失敗を引きずらないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

ヨビノリ 過去のことに悩んでいる時間はもったいないだけです。失敗したなら失敗したで、その分を取り返すしかありませんから、落ち込む余裕がないくらい次の受験の準備に集中すること。それしか前に進む方法はないと思います。

スマホは両刃の剣。0か100かだ

──受験期におけるSNSやYouTubeなどとの付き合い方のコツはありますか。

ヨビノリ スマホは強力な学習ツールでもありますが、同時に最大の誘惑にもなり得る、両刃の剣だと思います。結論からいえば、自制できないなら「一切使わない」、使う場合は「100%学習ツールとしてだけ使う」という極端な2択しかないと思います。

──学習系動画の上手な活用法はありますか。

ヨビノリ 直前期の学習は、冒頭でも述べたように復習がメインです。動画の良いところは再生速度を変えられることですから、倍速再生を使って高速復習に使うことをお勧めします。耳から入ってくる情報は短期記憶にも残ると思いますから、直前期の復習ツールとしては効率がいいのではないでしょうか。

──医学部受験生からも動画が評価されていますが、その要因をご自身ではどうお考えですか。

ヨビノリ 必要な部分だけに絞って、内容をコンパクトにまとめている点でしょうか。時間に制限がある受験生にとって大きな武器となる動画を作ることができているのではないかと分析しています。発展的な内容にも踏み込んでいるため、ハイレベルな医学部受験生に刺さっているのかもしれません。

受験の先の楽しさをモチベーションに

──来年度以降に受験が控えている人は、どんな姿勢で受験に向かえばいいのでしょうか。

ヨビノリ 受験は「しんどい」とだけ捉えるのではなく、受験の先にある「楽しさ」を思い描いてほしいと思います。好例が「クイズノック」でしょう。勉強を頑張った結果として活躍している人たちの姿は、受験勉強が将来の可能性を広げてくれることを示しています。その姿をモチベーションに変えることができれば、受験勉強に前向きに取り組むことができるようになるのではないでしょうか。

睡魔との戦い方に工夫せよ!

──逆転合格した生徒など、参考になりそうな予備校時代のエピソードはありますか。

ヨビノリ 何人か記憶に残っている生徒はいます。なかでも忘れられないのが、部活をものすごく頑張っていて、へとへとになるまで練習してから予備校に来ていた生徒です。その生徒から最初に相談されたのは「申し訳ありませんが、授業中立っていいですか」。理由を聞くと「座っているとどうしても眠くなるけど寝たくないからです」と。もちろん許可しました。さらに「もし寝たら、机を叩いて起こしてください」(笑)。今どきそんな熱意のある受験生がいるのかと…。結局、部活が終わってからの短期間の勉強でそのまま第一志望の大学に合格しました。睡魔との戦い方がすごく上手な生徒でした。

──最後に、医学部志望の受験生に向けて何かアドバイスをいただけますか。

ヨビノリ 長くて大変な受験勉強ですが、ここで本気で培った知識や能力は、将来に必ず生きてきます。受験は人生の一大イベントの1つですが、そのイベントを最後まで楽しんでいただければと思います。ぜひ頑張ってください。


ヨビノリたくみ氏のチャンネル【予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」】は

インタビュー当日の模様(動画版)は

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