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【北里大学附属順天中学校・高等学校】今年度から北里大学の附属校へ 医学部含む全学部に内部進学可 大学との接続教育の拡充めざす

【北里大学附属順天中学校・高等学校】今年度から北里大学の附属校へ 医学部含む全学部に内部進学可 大学との接続教育の拡充めざす

江戸時代の私塾を出発点とし190年を超す歴史を誇る順天中学校・高等学校。「英知をもって国際社会で貢献できる人間を育成する」を教育方針に、進学教育・国際教育・福祉教育の3つを柱とした教育に力を入れている。附属化したことにより同校の教育がどのように発展していくのか、教育支援センター長の片倉敦教諭に話を聞いた。。

教育支援センター長
片倉 敦 先生

2026年度入試から
内部進学制度がスタート

 順天中学校・高等学校は、今年4月1日より、校名を「北里大学附属順天中学校・高等学校(略称:北里順天)」として新たなスタートを切った。その後、2028年度を目標に法人も合併する予定になっており、今後は同一法人のもとで中高大一貫教育を行っていくことになる。

 内部進学制度はすでに令和8年度入試より始まり、医学部を含む3名の生徒が内部進学制度を利用して進学した。

 「面接などは行いますが、学力試験は一切行わずに入学が許可される制度ですから、送り込む生徒は本校が責任を持って内部選考する必要があります。北里大学の全学部に内部進学枠を設定する作業はこれから進めますが、医学部に関しては、1~2名の内部進学枠ですが、生徒の希望に応じて徐々に増やして行きます」と片倉教諭は語る。

 というのも私立大医学部は経済的負担が大きく、内部進学制度を知らずに入学した生徒にはハードルが高い場合もあるからだ。ただし、今後は附属生として入学する生徒が増えるため、内部進学者数が増加していくことは間違いない。昨年度の学校説明会への参加希望者が倍増していることからも明らかだろう。

 総合型選抜の合格者に対する入学準備教育を行う大学は増えているが、同校では、附属化により早期に内部進学が決まった生徒に対する入学準備教育に力を入れていくという。

 「入学が決まった時点から、学部教育にスムーズに移行できるようなプログラムを大学と連携して作っていく予定です。将来的には、進路がほぼ定まった内部進学希望者に対して、半年~1年前から大学の入門講座レベルの単位を先取りできるAPのようなシステムに発展させていきたいと考えています」(片倉教諭)

 同校は創造的・社会貢献的な探究活動に力を入れていることで知られるが、その教育は堅持しながら、今年度からは内部進学を見据えて、教育体制をリニューアルする。

 中学では、一括募集は変えないものの、教科の特性に応じて学び方を変える。英語、数学、国語の3教科は基礎学力に直結する系統学習の色を強め、、理科、社会の2教科は探究活動につなげるためより探究的な学習にする。一方、それ以外の科目は、シラバスを関連させてより統合的に学ぶ教育方法にシフトする。

 高校は現在、「一貫選抜」「理数選抜」「英語選抜」「特進選抜」の4コース制でクラスが分かれており、自分のコースの探究活動しか選択できない。たとえば一貫選抜コースの生徒が理数探究系を選択したければ、理数選抜コースに移る必要がある。

 「今年度以降は、どのコースの探究も選択できるようにします。探究の時間はそれぞれの系統に分かれて活動します。探究活動には大学進学の方向性を決める側面があり、系統が異なる生徒が融合し刺激し合うことで、大学での学びに意欲的にさせたいと考えています」(片倉教諭)

 現在、探究活動には、「理数探究系」「英語探究系」「総合探究系」の3系統がありましたが、それらの探究系学習を行いながら同時に北里大学から出張講義や演習実験などを放課後や休業期間に実施する「北里探究系」を始めました。この探究学習を通じて、自らの興味・関心をより具現化し、自らの進路の決定に繋げていきます。「北里大学の医療・生命系の学部を目指す内部進学生が、大学でリーダーとなる資質・能力を鍛える活動にする予定です。」(片倉教諭)

 同校の探究活動はレベルが高く、方向性も多彩に渡っている。そのため、今後も進路を北里大学1本に絞ることなく、生徒の希望進路は全て実現できる附属校をめざしていく。

北里大学附属順天中学校・高等学校

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